このエントリーをはてなブックマークに追加

アライアや近年のウッドサーフボードに適していると言われているのは桐材である。一般的に流通している素材の中では、バルサに次いで比重が軽く、その比重は比重0.2〜0.3と、国内で栽培可能な木材では最も軽い。また、バルサよりも圧倒的に丈夫である。国内でも栽培され、良質な輸入物も十分に存在するため、価格は比較的安価である。

燃えにくく、狂いが少ない上に吸湿性が良い。さらに加工も容易であるため、古くから桐のタンスなど、家具に使われている。湿度などに気を使わない家具では最も硬い材質が使われるのが普通である。

軽さ、狂いの少なさという点でアライアの材料として優れているが、一般のホームセンターなどで桐の無垢材を見かけることはほとんどない。 無垢材は、主要な用途がタンスなどであり、専門の木材店を探すか卸業者を探す必要がある。 集成材は一部のホームセンターなどで入手可能である。本サイトでは、この集成材を利用してアライアを作製する

バルサ

比重0.1〜0.2* バルサは、世界一軽い木材と言われている熱帯に広く分布する広葉樹である。 気乾比重が0.1〜0.2と非常に軽いがナイフで切断、加工ができるほどに柔らかい素材である。サーフボード素材として利用されることもあるが、あくまで、グラスファイバーと樹脂などによるコーティングが前提である。筋状の木目はあるが、年輪のような模様はない。ゆえに、薄く、コーティングも最低限であることがよしとされるアライアにおいては適していない。

*文献により様々な値が示されるが概ねこの範囲に収まるものと思われる。




記事一覧へ